FC2ブログ
科学・技術と自然環境について、教育を考える。
  • 08«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »10
危機に瀕している地球
危機に瀕している地球

大気汚染:温暖化 
今年は殺人的猛暑続きであった。集中豪雨や、台風の発生数、台風の進路も異常である。この傾向は毎年急速に進んでいるように思える。これも地球温暖化のためであろうが、それが原因で大規模な山火事も頻発している。山林火災により緑が失われるので、これは二重に大気中のCO2を増加させている。
 また、民族間紛争や国内紛争は止まず、紛争の種はむしろ増している。戦争は武器弾薬の浪費と破壊によって、これも二重に環境破壊をしている。
 
地球はゴミ屋敷 
西日本の水害地で、ゴミの山が復旧作業の妨げになっている様子が、写真入りで報じられた。今度の災害に限らず、被災地では毎度ゴミの山が問題になっている。そのゴミの山を見て思い出した。
 最近「ゴミ屋敷」が増えていると聞く。テレビで見たある老人のゴミ屋敷のすさまじさには驚くが、翻ってみれば私たちが毎日出しているゴミの量の多さに気がつく。少しの間でもゴミを片づけて処分しないと、何処の家でもたちまちゴミ屋敷になりかねない。新聞・雑誌や広告の類の多いこと。スーパーで買う品物や宅配の食料品などを、その目で見るといかに無駄な包装が多いことか。安価で便利なビニール袋、プラスチック製品の多用、何でも必要以上(二重、三重)の包装である。毎週のゴミ収集には多量のゴミの排出だ。

 海も山も名所はゴミの山である。夏が終わった後の海岸や山に捨てられたゴミを見ると、唖然とし恐ろしささえ憶える。地球全体が「ゴミ屋敷」になりつつある。

海水の汚染 
  これらは陸上の現象であるが、気づかないのが海に流れ込む工場排水・洗剤などの化学薬品である。これは可なり以前から指摘され、その対策が義務づけられてきたが、まだ無視できない量である。最近はゴミの流入である。ポイ捨てゴミ、山や海の行楽地のゴミが河川を通して海に流れ込む。そして海水に溶け込んだプラスチック・ビニールの細片が、世界の海洋を汚染し、魚の生態系ひいては生存を脅かしているそうである。これは目に見えないので気づきにくいが、近い将来に大変な事態を引き起こすであろう。人類は、地球の大気ばかりでなく、陸も海もゴミで汚染し、全地球を「ゴミ屋敷」にしているのだ。
 この状態は加速度的に進み地球は瀕死寸前のようで心配である。杞憂ではなかろう。

地球を救う政治を 
  CO2排出量の削減とともに、無駄を省きゴミの削減と化学製品、電気器機などを制限すことは、その気になれば困難ではない。便利さをこれ以上求めることは止めよう。この事態を改善するように、各国の政府が協力して呼びかければ、実行できるはずである。人類の活動と開発競争を制限する世界政治を早く成立させねばならない。今や小手先の対策では地球は救えないところまで来ているように思う。
 それなのに、日本ではオリンピックが最優先課題である。猛暑対策として夏時間導入などと言っている事態ではなかろう。金まみれ、ドーピングまみれ、無駄の多いオリンピックは、本来の精神を外れて、環境破壊に一役買っているように思える。

 世界は競って、覇権争い、貿易摩擦、開発競争に明け暮れ、それは激しくなるばかり。トランプ氏の異常言動に世界は振り回されて、あらぬ方向に目が向き、地球の危機を忘れている。世界は協力して地球環境改善に取り組むべきなのに、いがみあっている時ではない。人類はもう目を覚ますべきだ。

 
  先日朝日新聞でコラムニストのT.フリードマン氏が、トランプ氏と民主党との争点を取り上げて、こんなことを言っていた。
 “2020年版の左右対立米国政治だ。私は重要な争点が眠っていると確信している。「母なる自然」だ。気候変動と関連する今年のあらゆる異常気象がさらに悪化し、損害を増大させるとしたら? 2020年の大きな争点が、右と左ではなく、暑いか寒いか、豪雨や干ばつなら? 誰がロシア政策や北朝鮮政策で失敗したかではなく、「誰が地球を失ったか」ならどうだろう。
 話題にしているのは自然界のことなので、慎重になるべきだ。だが、今夏だけでも世界に襲いかっているあらゆる破壊的な異常気象を見ると、まるで「母なる自然」がこう言っているかのようだ。「ああ、ここ数年、私があなたたちの肩をたたいていることに気づかなかったの?・・・」”
スポンサーサイト
Copyright © 2005 自然と科学. all rights reserved.