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行き過ぎたLED照明:
行き過ぎたLED照明:  節電どころか浪費になりつつある

 今年も年末が近づき、街にはライトアップやデコレーションが氾濫しだした。
 先日大阪市は昨年に続き、御堂筋をLED照明で飾った。年末まで毎晩続けるそうである。その電球数は23万個という。
 また、11月に入ったら、なんともうクリスマスデコレーションを飾り始めた所があるとテレビで報道された。それもLED電球数は3万個程とのこと。
 神戸のルミナリエは昔から有名であり、例年通り行われるであろうが、LED照明になってから一層巨大化している。

 これらの派手なデコレーションを、美しく素晴らしいと、テレビが放映し宣伝している。その宣伝により、それを真似て同じような飾りとライトアップは至る所に拡がるだろう。
いま地球は環境保全、温暖化防止のため省資源、節電が叫ばれている。その様な状況にあって、国や自治体は率先してそのために努力すべきであるのに、率先して膨大な浪費をして環境汚染に荷担しているように思えて仕方がない。テレビ(特にNHK)も綺麗だと褒めて宣伝するばかりでなく、地球環境保全の立場から取りあげるべきではないか。


 LED照明の発明は画期的な技術開発である。LED照明はその明るさ、電球の寿命、消費電力の削減による節電など多くのメリットをもたらした。LED発明がノーベル物理学賞に与えられたとき、ノーベル賞選考委員会は「白熱電球が20世紀を照らした。21世紀はLEDが照らす」とその功績を讃えた。まさにその通り、LED照明は急速に普及して節電に貢献し、今や世界を照らしている。
しかし、LED電球が安価になり、消費電力も少ないので、LED照明は至る所に氾濫し、節電、省資源どころか、逆に多大な浪費となり、環境汚染に荷担するという状態になりつつある。「LEDは21世紀を照らし過ぎ」にならないように心がけねばならない。

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