科学・技術と自然環境について、教育を考える。
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政治におけるカオスで世界は混乱
政治におけるカオスで世界は大混乱

 アメリカ議会の中間選挙でブッシュ批判派が勝利した。ブッシュ大統領は「テロ対策」と称して、アフガン、イラクで戦争を起こした。その戦争の結末は泥沼化し、テロが世界中に広がった。それにより、民間人を含む多くのイラク人やアメリカ人、そしてあちこちで市民が犠牲になった。ブッシュは、世界を混乱させ、テロを世界中にまき散らしたことになる。
 6年前の大統領選挙で、ブッシュはゴアに競り勝ったが、その差は一つの州でのわずか100票余りが決めたようなものであった。もしゴアが当選していたら、地球環境問題も含めて世界情勢は現実とは大きく変わっていたろう。

何千万票のうちのほんのわずかの差が、地球全体にこれほど大きな悪影響を及ぼしたわけである。これは正に、政治におけるカオス現象である。
 カオス現象とは、極小さな変化が長時間後に、増幅されていき、想像もしないほど大きな変化を引き起こす現象をいう。最初のほんの僅かの差が長い時間の後に、とてつもない大きな差を生じるのもカオス現象である。「ニューヨークの蝶の羽の一はたきがカリブ海のハリケーンを引き起こす」というたとえがある。
 ブッシュの当選は、自然のカオス現象の政治版である。

 自然界ばかりでなく人類社会も、ちょっとしたことがきっかけになり何が起こるか予測がつかない結果をうむ。ブッシュ大統領が当選したために、犠牲になった人は思いもかけない不幸に巻き込まれたわけで、誠に気の毒である。
 アメリカのこんどの選挙で、蓄積されたブッシュ批判が噴出した。これでこれまでの方針が少し修正されそうである。それにしても、イラクの混乱をどう収集するのか。周囲の中東地域の情勢も複雑であるから、大変困難であろう。
 
 それにつけても心配なのは、最近に日本の政治である。過去50年来、自民党政権は右に舵を取って少しずつ進めてきた。最初は右より角度は小さくとも、その進路は長年のうちに大きく開いてきた。しかも、この頃は加速されて急速になり、雪崩を打つように地響きを立てて動き出した。

 首相の靖国参拝、国旗・国家の強制、教育基本法と憲法の改訂、海外派兵、核武装論など、敗戦直後では想像もつかないようなことが、次々に顕在化してきた。

 これも最初の方向選択の僅差が長年のうちに、非常に大きな影響を及ぼすという点で、政治におけるカオス現象といえる。
 
 安倍内閣の政治方針に警戒心をもって注意しないと、戦前のように、気づいたときはものがいえない状況になる危険性がある。
このような思いを特に強く抱く、今日この頃である。

 
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