科学・技術と自然環境について、教育を考える。
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
横暴危険な自民党・安倍内閣

 先の選挙で圧勝した自民党には、当初は奢りを戒める発言があった。しかし、もう初心を忘れてひどい奢りが目につく。当時再三その奢りを戒めた石破幹事長がそうである:「特定秘密保護法反対のデモはテロと変わらぬ」とか、「 報道、取材の自由に十分に配慮しなければならない」と規定しているにもかかわらず、「特定秘密の入手はいい。しかし発表は罰せられる」と否定した。いざとなれば、法的規定を無視して秘密保護法を政府の見解で運用するといわぬばかりだ。危険きわまりない強権政治になりかねない。

 「特定秘密保護法」を多数の力で強引に成立させた。あれだけの反対・批判意見を無視して短期間で一瀉千里に可決した。議会制民主主義を無視した多数の横暴そのものである。安倍首相と自民党の意のままに、日本は動かされている。
 自民党の議会運営は横暴であり、昔の体質に戻った。族議員も復活して暗躍しているそうだ。国民を騙し腐敗堕落した自民党に引導を渡したはずなのに、国民は短期間で復活を許してしまった。 安倍首相は、議会の絶対多数と世論の高支持率をバックに、傲慢ともいえるほど右翼的方針を次々に打ち出し実行しはじめた。「集団的自衛権」、「国家安全保障会議」、「武器輸出3原則破り」、「原発の再稼働と輸出政策」、「教科書検定の強化」、「中韓対立エスカレート」、「靖国神社参拝」などなど。NHK会長の人事にも介入し、報道管理をもくろんでいる。彼は以前官房長官の頃、NHK報道に介入して問題になった実績がある。特定秘密保護法を武器にして、これらは憲法改定の布石である。
 
 民主党は政権運営が下手で、内政・外交ともに素人的であった。急に天下を取って有頂天になり、政策吟味も不十分のまま功を急いだために混乱を招いた。そこに東北大震災が起こり追い打ちを掛けてた。党内の対立・内紛も重なって自滅した。しかし、「コンクリートから人え」の意識転換、情報公開により腐敗堕落で溜まった長期政権の膿を明らかにしたことは、政権交代の成果であった。

 東北大震災が自民党内閣の時に起こったら、やはり災害対策や原発事故の処理は失敗し批判が噴出したろう。特に、福島原発事故は過去の自民党内閣の原子力政策が原因でもあるから、事故に関する情報隠蔽や歪曲がひどく、原子力村の内情や過失責任も明かされなかっただろう。
 安倍内閣の成立時期は自民党にとって幸運だったわけである。東北大震災の大混乱がある程度収まって、見通しがついてからの発足であったから。そして、そろそろ世界の景気回復が始まる次期であり、円安に向かう頃だったので、アベノミックスはタイムリーだった。それなのに、安倍内閣の支持率がまだ高いのは(約50%)、アベノミックスを有り難がっている者が多いからだろう。その経済政策で景気が回復しても、インフレと消費増税で貧富の格差は拡大するばかりだと思う。

 内閣支持率は下がってきたが、まだ高いのは安倍首相と自民党政権の危険な本質を見誤っているからだ。日本はいま非常に重大な時期にある。このまま、安倍政権の横暴と猛進を許しておいたら、昔のような忌まわしい日本に逆戻りするだろう。それを許さないように警鐘を打ち続けねばならない。来年はその正念場であろう。

追記:
 安倍首相の突然の靖国神社参拝は、国内ばかりでなく、世界的に驚きと批判が高まっている。首相は「国家のために尊い命を捧げた犠牲者たちの霊に、指導者が哀悼の意を持って手を合わせるのは当然である。世界のどこでも行われている。今後、平和を願う私の真意を理解してもらうよう説明していく」という意味の談話を発表した。

 しかし、靖国神社参拝が政治問題になるのは、大戦を起こし国内外に多大の被害をもたらしたA級戦犯(加害者)を合祀しているからである。その靖国神社に戦犯を合祀した後、昭和天皇でさえ参拝を止めたほどである。安倍首相の談話には、この戦犯については一言も触れないで、戦死者の霊のことばかり取り立てて、参拝を合理化している。安倍首相のこれまでの右翼的言動からして、この彼の言い訳を理解して欲しいというのは全く無理である。A級戦犯に対してどのような考えを抱いているのか、彼の真意と見解を述べるべきである。
 外国の指導者が参拝する戦争犠牲者の墓地には加害者である戦犯は合祀されてないだろう。ドイツは戦犯ナチスの残党を徹底的に追求して、反省の誠意を示した。だからEUであれだけの地位を与えられているのだ。日本では、A級戦犯の岸信介氏を首相にし、その孫の安倍晋三氏が首相になって靖国神社を参拝している。これでは世界中から警戒されるのは当然であろう。
スポンサーサイト
この記事へのコメント

管理者にだけ表示を許可する
 
Copyright © 2005 自然と科学. all rights reserved.