科学・技術と自然環境について、教育を考える。
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すべての生物種の天敵
すべての生物種の天敵     

 生物は種の保存のために、他の生物を捕食する、これが食物連鎖である。それゆえ、ほとんどの生物種には天敵が存在する。これは生物の背負った根源的な「業」である。生物は自然の脅威と天敵から身を守るため、また食物として他種の捕獲を容易にするために進化してきたといえるであろう。

 人類も発生初期には天敵に悩まされた。しかし、人類は科学・技術の開発によって、自然進化を超えて種の保存・発展の機能を獲得してきた。その獲得機能は他の生物を遥かに凌ぎ、天敵がいなくなったので全地球に繁殖した。人類は今や地球の収容能力を超えるところまで増殖した。
 
 人類は食物としてばかりでなく、衣食住のためにすべてにわたって他の生物種を利用するようになった。今や人類は科学・技術の力によって地球を征服したかのように振る舞っている。植物の栽培ばかりでなく動物も飼育し養殖している。その結果、自然環境を破壊し、生物の飼育・養殖などによって生物界を思うままにコントロールしている。その影響は全生物種におよび、被害をもたらしている。それゆえ、人類はすべての生物の天敵になっている。

 生物界においては、天敵となる種は食物にする種類も限られており、しかもその種が絶滅しない程度に捕獲してバランスを保っているが、人類は捕獲・採取する種と数を限りなく拡大し続けている。そして必要以上の捕獲・採取によって過去に多くの種を絶滅させてきた。現代では、自然環境の破壊によって無意識のうちに莫大な種を絶滅させているそうである。すべての生物にとっての天敵となり、多くの種を絶滅させる種、人類のような種はこれまでの地球上には存在しなかった。地球全土に広がってわがもの顔に振る舞い、人間も自然の一部であることを忘れたかのように地球を操っている、その報いは徐々に現れつつある。
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