科学・技術と自然環境について、教育を考える。
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争点を隠し、問題をすり替える巧妙な手口
争点を隠し、問題をすり替える巧妙な手口 

参議院選挙が始まった。今度の選挙の最重要争点は憲法改定、安保法制のはずである。経済問題は日本だけ力んでも、世界の趨勢に巻き込まれてその効果には限界がある。

改憲と安保法制を棚上げして争点をずらす 
 安倍首相は争点を隠して、安保法制と改憲問題を棚上げ、アベノミックスのことばかり宣伝している。経済問題も重要だが、改憲問題は日本の根幹に関わる最も重要な課題である。安保法制は議会を通ったが、安保法制の問題はこれで終わったわけではない。その法制の解釈に曖昧なところがあり、実際の運用には幅がある。安倍首相の暴走を抑えるよう見張っていかねばならない。安保法制は違憲であるとあれほど反対意見が出たのであるから、今度の選挙で国民の判断を仰ぐべきである。 

「アベノミックスの成果」は安倍首相我田引水  
  「アベのミックス」はほとんど成果を上げてなく、失敗だとの評価が多数である。金融緩和で株高と円安は一時的に起こったが、富裕層が潤っただけで、格差は一層拡がった。肝心の「第3の矢」、経済構造の根本的な改革ができないので産業基盤は脆弱のままである。失敗と言わざるをえない。

  第二次安倍政権になってから、GDPは増え、雇用率が改善されたと、安倍首相は宣伝するが、それは我田引水である。それはアベのミックスの効果ではなく、リーマンショック以後、世界経済は徐々に回復したためであって、成長したのは日本だけではない。その証拠に、今また中国ショックで世界経済は沈滞し、日本経済もその波に押し流されそうになっている。

  消費税を10%に増税することを延期せざるを得なくなったとき、「公約違反」か「財政悪化」か、いずれにしても「進むも地獄、引くも地獄」と自民党の幹事長は深刻に告白した。だが、安倍首相は一言の謝罪も、反省もなく、「新たな判断」だといって、平然と逃げた。そして、今度は「アベのミックスを全開で吹かす」というが、その力は国内にはないだろう、たとえ吹かしえても、焼け石に水で日本だけではどうにもならない。財政赤字が増すばかりで、国家財政の破綻に拍車を掛けるだけであろう。「巧言令色」の極みである

 リーマンショックの後、東日本大震災、原発事故が民主党政権の時に起こった。その後、どん底状態から立ち上がりつつあった時に安倍政権ができた。原発事故の原因を作ったのは自民党の原子力政策である。だから、民主党政権は不運であり、安倍政権はラッキーだったのである。それを自分の手柄にして、自慢するのは虫がよすぎる。 

 イギリスの国民投票でEU離脱が多数を占めたら、日本の株価や円相場はそれに翻弄されて大混乱に陥っている。今度こそ、「アベノミックス」の正体と、その「念力」の無力さが明らかになるはずである。
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