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科学・技術と自然環境について、教育を考える。
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新型コロナウイルスのパンデミックで思うこと
新型コロナウイルスのパンデミックで思うこと

  新型コロナウイルスの世界蔓延でパンデミック宣言をだすに至った事態は、中国やWHOが、最初このコロナウイルスの危険性(伝染力、重篤率)を甘く見て、対策の初動を誤った結果であろう。最初のちょっとした判断ミスが世界を揺るがす事態を招いてしまった。まさにカオス現象(初期の極小の原因が拡大されて莫大な結果を引き起こす現象。または、初期条件の僅少の差か拡大されて非常に異なる結果をもたらすこと)である。カオス現象は不安定なバランス状態、多くの要素が複雑に絡み合った非線形変化の下で起こる。

 今度のこの事態は自然が人類に与えた試練であろう。我が物顔に振る舞い奢る人類に対する戒めでもあるように思える。だが、コロナウイルスに打ち勝って、早期の収束に向けて全世界が協力せねばならない。

 このパンデミックによって現代社会の仕組みの歪みと欠陥が顕わになった。特に顕著なものは、グローバル化と大都市への人口集中である。強度のグローバル化によって、人・情報・物の交流が如何に巨大であるかを改めて認識した。情報化社会ではグローバル化が一段と進み、複雑に絡み合った激しい交流が、カオス現象を生みやすい。
 人口密集の大都市は、いろいろな要因が錯綜し不安定なバランス状態の下に維持されているから、伝染病の爆発的蔓延、すなわちカオス現象の温床である。伝染病に限らず、流言など様々な危険性を孕んでいる。自然災害や事故(地震や大型停電など)により、パニック状態に陥ったことは、世界の大都市で何度もあった。

 このパンデミックによって、世界経済の脆弱性が露呈した。世界中の国々が鎖国状態となり、反グローバル化の時期を迎えたことで、国際間の交流が止まったが、このコロナウイルスとの戦いは、情報公開と医学の強い国際協力が不可欠である。
 鎖国により輸送が制限されると、貿易が止まり操業中止に追い込まれた企業が続出した。高度に複雑な機器を製造する企業は、各地に分散した部品生産の分業のため、生産をストップせざるをえなくなり、世界経済はパニック状態に陥った。
この不安定な状態は、新たに別のカオス現象を起こす可能性を孕んでいる。

 情報化社会の下でのグローバル化された世界の政治・経済の仕組みを、この際検討して、その歪みと欠陥を改める機会であろう。人類は、覇権争いと貿易競争のために激しい技術革新競争の渦中にあり、立ち止まって考える余裕を失っていた。

 もう一つの問題は、就業形態の見直しである。外出規制によって長距離通勤は困難となり、在宅勤務が勧められている。情報通信技術によりかなりの遠隔操業が可能であるから、自宅での仕事が可能になった。これを契機に、在宅勤務を含めて新たな就業形態への移行を工夫すべきだろう。大都市集中の問題と併せて、就業形態の改革が求められる。
 
 それにつけても、世界の人口オーバーも改めて痛感する。同一種でこれほど多数の種は、哺乳類では人類以外にない。現在の世界人口は70億人を超え、すでに地球の収容容量をオーバーしているという。人間が溢れ密集している地球には、様々な無理や歪みが生じている。
 コロナウイルス禍によって、人類の抱えている種々の問題を改めて考えさせられた。

 中国を初め、欧米のコロナパニックは、対応の遅れと拙さのためだろう。日本も対策が後手後手になり、事態を悪化させているように思える。全国民の一致協力で、一日も早く封じ込め、安心して生活できる社会を取り戻さねばならないが、そのためには、政府への信頼が重要である。情報隠蔽、データ操作や改竄が続いた安倍政権なので、政府の言動に多くの国民が信頼を持てないと感ずるのは不幸なことである。対策の拙さ(後手の対応、場当たり的な政策、五輪の方針など)を糊塗するために、情報操作を行っているのではないかとの憶測もでていた。 安倍首相は辞任すべしとの声は強くなり、拡がっている。
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